天然記念物 種類

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天然記念物の指定

日本犬保存会は、日本犬の本質や理想的な体型をもとにして、昭和9年(1934)「日本犬標準」を制定し、その大きさにより、小型・中型・大型の3型に分類して保存する方法がとられました。そして、文部省から国の天然記念物とし指定されて現在に至っています。

犬種 天然記念物 指定年度
小型 柴犬 昭和11年(1936)
中型 紀州犬 昭和9年(1934)
四国犬 昭和12年(1937)
北海道犬 昭和12年(1937)
甲斐犬 昭和9年(1934)
大型 秋田犬 昭和6年(1931)

※日本犬保存会は、この6種類のうち、主に柴犬・紀州犬・四国犬の3犬種が多く登録されています。

柴犬 SHIBAINU

柴 犬 ・ 標 準 (雄) 柴 犬 ・ 標 準 (雌)
柴 おす
柴 めす
体高<足元から肩までの高さ>
標準サイズ(許容範囲)
39.5cm(38cm~41cmの間) 体重 9kg~11㎏位
体高<足元から肩までの高さ>
標準サイズ(許容範囲)
36.5cm(35cm~38cmの間) 体重 7~9㎏位

柴犬は、日本犬の中で随一の小型犬種です。6犬種の中では、人気が継続している犬種で、小さい身体の中に日本犬の特徴を充分に備えて、現在日本で飼育されている日本犬種の80%位を占めています。

性格と態様

人気が継続しているということは、飼い易いということです。総体的に頭の良い犬で飼い主の気持ちを読んで行動します。雄犬と雌犬を比べると、雄は、外へ向かう気持ちが強く、雌犬は、家族の気持ちを敏感に汲み取るやさしい傾向があります。

毛色

主な毛色は、赤毛、黒毛、胡麻毛の三種類です。日本犬の世界では、茶の毛色を赤毛といっています。柴犬は、この赤毛が多く、八〇%位を占めています。黒毛は、目の上部に白っぽい四つ目という斑点があります。胸もとや腹、足の裏側部分と足先、尾の裏側などは、裏白という白毛で、毛色のコントラストは深味があります。胡麻毛は、赤毛に黒毛が混ざったもので、黒毛犬と同様の白毛の部分があり、渋みのある毛色です。この他、白毛の柴犬も少数存在しています。

中型 紀州犬 KISHUUKEN

紀 州 犬 ・ 標 準 (雄) 紀 州 犬 ・ 標 準 (雌)
img21紀州犬 紀州 メス
体高<足元から肩までの高さ>
標準サイズ(許容範囲)
52cm(49cm~55cmの間) 体重 17kg~23kg
体高<足元から肩までの高さ>
標準サイズ(許容範囲)
49cm(46cm~52cmの間) 体重 15kg~18kg位

紀伊半島一帯で飼育されていました。素朴な風貌で雄犬は力強く雌犬は優しさを感じさせます。主には獣猟犬として飼育されていました。猪猟にかける巧みさは随一と言われていますが狩猟人口が減り現在は家庭犬として飼育されるようになりました。

態様

平素は悠然として静かですが注意能力は高く内に秘めた闘志は大きなものがあります。

毛色

毛色は多くが白毛ですが、少数の赤毛、胡麻毛がいます。

中型 四国犬 SHIKOKUKEN

四 国 犬・ 標 準 (雄) 四 国 犬・ 標 準 (雌)
 四国 おす 四国 めす
体高<足元から肩までの高さ>
標準サイズ(許容範囲)
52cm(49cm~55cmの間) 体重 17kg~23kg位
体高<足元から肩までの高さ>
標準サイズ(許容範囲)
49cm(46cm~52cmの間) 体重 15kg~18kg位

高知県を主に四国山脈の山間部で保存されてきました。古くは「土佐犬」と呼ばれていましたが土佐闘犬とまぎらわしいので、現在は四国犬と呼ばれて全国的に一般の家庭で飼われています。野生的な風貌で精悍ないでたちは四国犬特有のもので軽快な歩様の中に隙のない構えはこの犬種の愛好家にはたまらない魅力となっています

態様

隙の無い体様、精憬な風貌、動作敏捷で素軽い犬と形容され、時として日本狼と間違えられたりする野生的な気迫と素朴さが魅力です。

毛色

毛色は胡麻毛が多く少数の赤毛、黒毛がいます。

中型 甲斐犬 KAIKEN

甲 斐 犬・ 標 準 (雄) 甲 斐 犬・ 標 準 (雌)
甲斐 雄 甲斐雌 (1)
体高<足元から肩までの高さ>
標準サイズ(許容範囲)
52cm(47cm~55cmの間)
体高<足元から肩までの高さ>
標準サイズ(許容範囲)
49cm(44cm~52cmの間)

南アルプスの周辺地域を主な生息地としていました。カモシカ等を狩る犬として存在価値は高いものがありました。家庭犬としてよりも自然界で形作られた厳しい姿を有のままに保存されてきました。

性格と態様

紀州犬や四国犬に比べ体高はやや低いものが多く毛色は「甲斐犬虎」とも言われて虎毛のみです。

毛色

色調の濃淡で黒虎毛・中虎毛・赤虎毛、と区分しています。

中型 北海道犬  HOKKAIDOUKEN

北 海 道 犬・ 標 準 (雄) 甲 斐 犬・ 標 準 (雌)
北海道犬 雄 写真準備中
体高<足元から肩までの高さ>
標準サイズ(許容範囲)
52cm(47cm~55cmの間)
体高<足元から肩までの高さ>
標準サイズ(許容範囲)
49cm(44cm~52cmの間)

太平洋に近い広大な地域に散在しそれぞれが異なる系統を構成して保存されていました。血統的には他の日本犬種と同族といわれています。地域ごとに見られた系統的特徴は徐々に薄れています。

性格と態様

小さめで厚い耳、中型犬としては低めの体高、平地でがっちりとした体形です。

毛色

アイヌ犬とも呼ばれますが俗称です。毛色は赤毛が多く白毛・黒毛・胡麻毛等多彩です。

大型 秋田犬  AKITAKEN

秋 田 犬・ 標 準 (雄) 秋 田 犬・ 標 準 (雌)
大型 秋田 27年全国展 掲載写真 写真準備中
体高<足元から肩までの高さ>
標準サイズ(許容範囲)
67cm(64cm~70cmの間)
体高<足元から肩までの高さ>
標準サイズ(許容範囲)
61cm(58cm~64cmの間)

奥羽山脈一帯で狩猟犬として使われてきたマタギ犬や大館地方の地犬を基にして作られた大型犬種です。

性格と態様

闘犬として強く大きくたくましい犬を作るため他犬種を混入し日本犬としての純粋度の低下した時代もありましたが異犬種臭の排除に務めに日本犬種の中では最も早く世界に知らされた犬種です。

毛色

毛色は主に赤毛・虎毛・白毛です。今では外国の登録数が国内を越えています。

豆柴について

豆柴、小柴及びそれらの類似名称犬について
日本犬保存会では「豆柴」と明記した血統書は発行していません。
柴犬の標準体高は昭和9年(1934年)9月に制定されました。雄犬の標準体高は39.5cmで38cmから41cmの幅を認めています。雌犬は36.5cmで35cmから38cmの幅を認めています。(体重は雄は9kgから11kg前後、雌は7kgから9kg前後です。)昭和初期の頃、絶滅寸前になっていた日本犬を残そうとして全国各地において地の犬の調査を行い、残存した優秀犬や犬に関する文献などを参考にして小型犬(柴犬)、中型犬(紀州犬・四国犬・甲斐犬・北海道犬)、大型犬(秋田犬)の三型に分類して保存することにしました。以来現在に至るまで、柴犬の体高は理想的なものとして守られ定着しています。ところが十数年前の頃より豆柴・小柴あるいはミニ柴等という名前を聞くようになりました。柴犬の実体を知らない人達の間で豆柴という言葉が先行しているきらいがありますが、犬の体格というものは人為的に比較的容易に変えられるもので洋犬種の中にはミニ化された犬種が結構みられます。これらと同様な考えで柴犬を矮化し小さくするという行為は柴犬を正しい姿で固定化し、後世に伝えるという本会の主旨を根底から覆すもので、柴犬が持つ日本犬としての本来の姿を否定するものです。そしてこれらの豆柴と称される犬達があたかも希少種であるかのように、一部では広告され喧伝されていて、柴犬のことを深く知らない方々から問い合わせや苦情も寄せられています。これらのものは本会が定めた日本犬標準、登録規定に反し、尚かつ日本犬の血統をも混乱させるもので、規格外の体高不足犬ということで日本犬保存会として公認することはありません。

 

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