日本犬保存会とはAbout

歴史

日本犬保存会は、昭和3年(1928)に創設され、昭和12年(1937)に内務省から社団法人の認可を受けました。 日本国内において、最古の犬種団体としての権威と90年の伝統を備えています。
昭和7年(1932)には、会誌「日本犬」を創刊。
犬籍簿を整備し、血統書を発行。
そして、第一回日本犬全国展覧会を東京市銀座松屋の屋上で開催しました。
全国から81頭もの日本犬が集まるという、当時としては盛大なもので、この中には、あの有名な秋田犬のハチ公が特別招待犬として参加をしていました。
昭和の初めに産声をあげた日本犬保存会は、先の戦争のため、昭和18年(1943)11月の全国展覧会を最後に、その活動の休止を余儀なくされましたが、昭和23年(1948年)には、早くも活動を再開し、翌年の昭和24年(1949年)には、全国展覧会を開催する等、日本犬の保存に関する中心的な役割を果しています。平成23年9月1日には国の公益法人制度改革により、内閣総理大臣から国内の犬種団体で初の公益社団法人として認定されました。

目的

この法人は、天然記念物日本犬に関する諸般の事項を調査研究し、犬籍簿を整備し、保護・繁殖及び体型能力の向上と改良発達を図り、もって各種使役に対する利用を増進する等の事業を行い、諸官庁及び諸団体との連絡を図り、天然記念物日本犬によって我国文化の向上に資することを目的としています。

事業

この法人は、目的を達成するために、本邦及び海外において次の事業を行います。
(1)日本犬標準の決定
(2)日本犬の繁殖管理及び飼育に関する指導
(3)日本犬犬籍簿の整備及び日本犬血統書の発行
(4)日本犬に関連する各種の研究及び報告書の発行
(5)日本犬に関する展覧会、試験会、講習会等の開催及び関連諸団体の後援
(6)日本犬に関する審査員の任命
(7)日本犬の諸外国への紹介と普及
(8)防犯、狩猟、愛がん、その他一般使役に関する利用増進
(9)会誌その他の公報の発行
(10)その他この法人の目的を達成するため必要な事業